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世界最大の電波望遠鏡の恒久本部地が決定しました

UKが提案したジョドレルバンク観測所にある現在の本部の拡張案。マンチェスター大学提供イメージ。

UKが提案したジョドレルバンク観測所にある現在の本部の拡張案。マンチェスター大学提供イメージ。

(2015年4月29日SKA機構本部発)SKA理事会は本日、SKA計画の恒久本部を英国ジョドレルバンクのマンチェスター大学敷地内に設置するため、その交渉をイギリス政府と始めるべきであることを決定しました。

ジョドレルバンクは現在の建設前段階において多国籍なSKA計画の本部地です。結果的に、SKAが建設期に移行するのに際して計画を支えるために、敷地が拡張されることになります。

「私はSKA本部のための恒久的な本拠地が決定されたことを大いに喜んでいます」とSKA機構長のPhilip Diamond氏は語ります。「本部地に関する明快さは、政府間組織を形成するための国際交渉と、2018年の建設開始に先立つ、重要な一歩です。」

恒久本部地の選定過程は、予め合意された選定プランに従って、SKAメンバー国が入札に招かれた2014年に始まりました。イタリアとイギリスから入札があり、どちらも「優れている」とサイト選定委員会に判定されました。どちらも計画のニーズに適していました。一連の検討の後、イギリス政府の優れた提案のお陰で、SKA理事会は将来のSKA本部の本拠地としてジョドレルバンクの敷地に好感を表しました。

イギリスの案は、科学技術評議会(STFC)を通じたイギリス政府、マンチェスター大学、東チェイシャー地方議会、さらにはオックスフォード大学とケンブリッジ大学に支えられて、21世紀に最も刺激を与えてくれる科学計画のひとつに相応しいユニークなキャンパスのデザインと建設を描いています。本部はSKA計画のニーズを叶えるよう建設され、もし将来に再拡張が必要になる場合のためのスペースもあります。

SKAメンバーは同じく彼らを惹きつける入札をしたイタリア政府に深く感謝しています。その入札はSKA計画がイタリアで獲得した非常に高い評価を示しています。SKA機構長とSKA理事会は、イタリアにおけるSKA計画の高い透明性と政治的な支援が、今後もイタリアの取り組みを最大化し続けられることを確かにするために、イタリア代表団と強力していきます。

「イタリアはこの計画の最初の頃からSKAの鍵となるパートナーです」とDiamond機構長は言いました。「私はイタリアがすべての最前線で高いレベルの取り組みを維持するだろうと確信しています。そしてSKAの建設期に移行してもイタリアそしてすべてのパートナー国と共に働くことを楽しみにしています。」

イラストなど:

現在のSKA機構本部の写真と計画された拡張の想像図

オーストラリアと南アフリカのSKA望遠鏡の想像図

SKA望遠鏡の解説画像

編集ノート:

SKA本部選定過程のさらなる情報はこちら https://www.skatelescope.org/news/ska-hq-selection-process/

SKAについて:

Square Kilometre Array (SKA)計画はSKA機構によりリードされる世界最大の電波望遠鏡を建設する国際的な取り組みです。SKAは前例のないほど細かく空をモニターし他のどの施設よりも何百倍も早く走天することで、私達の宇宙と基礎物理法則の理解を高める革新的な科学調査を行います。

SKAは一つだけの望遠鏡ではなく、長距離に渡り分布されたアレイと呼ばれる望遠鏡群あるいは施設群の集合体です。SKAは2つの段階で建設されます。第一期(SKA1)は南アフリカとオーストラリアに、第二期(SKA2)ではオーストラリアの成分は拡大され、アフリカではアフリカの国々に拡大されます。

すでにオーストラリア、カナダ、中国、インド、イタリア、ニュージーランド、南アフリカ、スウェーデン、オランダ、イギリスの10のメンバー国に支えられ、SKA機構は20カ国100機関以上の世界最高の科学者・技術者・政策計画者を望遠鏡の設計開発に巻き込んでいます。建設は2018年に始まり、2020年に初期科学観測が始まります。

連絡先:

William Garnier

SKA Organisation Communications and Outreach Manager

Email: w.garnier@skatelescope.org

Mob.: +44 7814 908932